ドライヤーの仕事は大きく分けて2つだけというお話で
①、髪と頭皮を乾かすについては説明しました。
まだ読んでいない方は
こちらへさて
②、ヘアスタイルを作り上げる為の道具についてまず覚えていただきたいことがいくつかあります。
1、ヘアスタイルは髪の根元と毛先で分けて考える
つまり根元は毛流れや生え癖が一人一人違いますよね。
これがヘアスタイルを作る上で「制約」になっているんです。
この制約をどれだけフリーにしてあげられるかで仕上がりが変わってきます。
今回はこの②-1の根元の立ち上げをどうするかで行きますよ。
あなたの生え癖はどのようになっているかご存じですか?
例えば、
「分け目がハッキリ分かれてしまう」とか
「つむじが丸見え」とか
「サイドが寝てしまってボリューム感がない」とか
いろいろあると思います。
これって全部毛先の問題ですか?違いますよね。
全部根元の生え癖の問題ですよね。
この
「生え癖」はどうしたら良いのでしょう?
しっかり立ち上げてあげればあなたの理想に近づくと思いませんか?
じゃあどうやって立ち上げてあげるか?
しかも自宅で自分で手間をあまりかけずにです。
シャンプーした後、髪を乾かしますがその時が一番の立ち上げるタイミングです。
指先であなたが一番立ち上げたいところを最初に乾かしましょう。
ポイントは自分の指先で根元の髪をつまみながら乾かすことです。
髪を乾かすというより指先に風を当てているという意識で行ったほうが
うまくいくようです。
あなたの指先が風を当てる目標になっているので、後ろのボンのくぼあたり
までしっかり立ち上げられます。
嘘じゃないですよ。当店のお客様には同じように説明して理解いただけていますから。
(やるやらないはその方次第ですけど・・・)
多くの方が気になる場所ってだいたいトップのボリュームとか
サイドのボリュームなのでそのあたりを重点的に立ち上げてあげれば
前から見たフォルムはきれいに整っていると思います。
余談ですが髪はたんぱく質で出来ていますね。
この性質をうまく使うんです。
髪は温めたときにセットされるのではなく
温めてから冷えたときにセットされるんです。ですから、指先で風を当てて乾いてきたら2・3秒そのままお待ち下さい。
ただ風を当てた時より立ち上がりがしっかりしているはずです。
ゆでたまごを作る時に冷水で冷やせば冷やすほど固ゆでになりますよね。
さあやってみましょう!
文章にするとやたら長い話になってしまうのですが、実際にやってみると
こんなもんか位の内容です。
LET‘S TRY!!!
次回は②-2の毛先の処理についてです。